戦争体験、語り継ぐ 展示や紙芝居などで
「平和のための戦争展in栄」が8月5日から7日までリリスギャラリーで開催された。
会場には実行委員会が十年以上をかけて集めた憲法九条や核、栄区にも残る戦争の記録などの資料を展示。多くの戦争体験記なども寄せられた。
5日には区内の学童保育所に通う子どもなど約100人が集まり、かみしばいアンサンブルよこはまによる紙芝居「ちいちゃんのかげおくり」など2作を鑑賞後、区内に住む中村百合子さんの横浜空襲体験の話しに耳を傾けた。
中村さんは12歳の時に空襲を体験。学校の地下にあった防空壕に逃げ込み、焼夷弾から身を守った話や、通学に利用していた電車が焼け、安否の分からない家族のもとへ徒歩で帰宅した体験などを話した。また、当時の写真や資料を披露し、「焼け野原の写真は津波に襲われた被災地の写真に似ているが、津波は自然のもの。戦争は人がしたもの。これからも戦争をすることなく、みんなが平和な日本を作ってほしい」と子どもたちに呼びかけた。
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