少林寺 ネットでつながり 復興支援 気仙沼のボランティアとイベント
飯島町の「少林寺」(赤間秀弘住職)で3月20日、東日本大震災復興イベント「ヨコハマでつながろう!東北南三陸+気仙沼」が行われた。
昨年の3月11日、大地震発生の10分ほど前まで、ともに修行をした岩手県にいる和尚と電話をしていたという赤間住職。東北には僧侶仲間も多いことから、これまで5回、被災地に足を運んできた。その様子をツイッターなどで発信するうちに、今回イベントを共催した宮城県気仙沼市出身者と在住者による復興支援ボランティアグループ「がんばろう気仙沼」(菊田智代表)との交流が生まれたという。
同グループが都内で開催したイベントに赤間住職が足を運んだことで、少林寺での開催が実現した。
犠牲者の追悼法要も
当日は隣家の敷地なども借り、同グループが「南三陸復興OH!縁市」として気仙沼市や南三陸町の物品を販売。赤間住職が被災地を訪れた際に手に入れた、大地震発生から津波の襲来、3日後の様子までを収めた映像「東北再興の記録3・11」の上映や、震災犠牲者の追悼法要なども行われ、僧侶の読経に多くの人が手を合わせた。
赤間住職は「震災はあってはならないことだが、震災を通して縁が生まれた。三回忌までは立ち上がる人たちを応援していきたい」と話し、5月には南三陸や気仙沼を訪れ現地の人たちと交流するバスツアーも企画している。
OH!縁市の売上は各物品の生産者へ、募金や上映会の観覧料は気仙沼市や南三陸町で活動する団体への支援金としておくられる。
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