消費生活応援隊 悪質商法に気を付けて 視覚障害者らに指導
市民の安全で快適な暮らしを目指して、消費生活に関する知識や情報を伝える活動を行う団体・横浜市消費生活応援隊(吉澤幸治代表)による悪質商法についての出前講座が、8月21日に栄区福祉保健活動拠点で行われた。
この講座は、栄区視覚障害者福祉協会(三嶋伸昭会長)が同隊に依頼して実現したもの。視覚に障害のある人など、会員約30人が参加した。
参加者は竿竹屋の移動販売で高額な請求をされた事例や新聞契約でのトラブル、クーリング・オフの適用トラブルなど身近な悪質商法被害についてのクイズに挑戦。さらに、悪徳業者の訪問買い取りをテーマとした紙芝居や、実際に被害に遭った人の体験談で、被害状況を学んだ。
また、今年に入って区内でも被害が急増している振り込め詐欺についても取り上げた。電話で「お金を貸して」「代わりの者がお金を取りに行く」と言われたら詐欺だと疑う、在宅中も留守電設定にする、知らない人に現金・キャッシュカードを渡さないという3点を被害に遭わないポイントとして、注意を促した。
三嶋会長は「全盲の人は周りの状況が見えず、1人でいるときは怖い。(実際の体験談もあり)ためになる話だった」と感想を話し、応援隊の吉澤代表は「視覚障害者向けに行ったのは初めて。不安もあったが、積極的に参加してくれて良かった」と話した。
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