日立横浜病院 名称改め「平成横浜病院」 12月から医療法人に
(株)日立製作所が運営する「日立横浜病院」(戸塚区/加地利雄病院長)が新たに「医療法人 横浜平成会」を設立し、12月1日付で「平成横浜病院」=写真=となった。地域住民が多く利用する昨今の現状を踏まえ、より公共性を高めていく方針だ。
同院は1942年、日立戸塚工場内に診療所として開設されたのが始まり。工場の付属病院から57年に日立戸塚病院と名称を変更。その後、結核病棟の廃止や敷地内に健診センターを開設する(2000年に統合)など時代の流れとともに形態を変えていった。日立横浜病院と名称が変えられたのは08年。
近年では地域住民の利用が増えており、同院では社員からより地域へと門戸を広げ、地域に密着した質の高い医療を提供するため、企業から新たに医療法人を設立。再出発することにしたという。
法人理事長は加地病院長が務め、スタッフもほとんどが引き続き勤務する。診療科は内科、外科、整形外科、眼科、歯科・口腔外科のまま、病床数も95床と従来の体制を維持する。
リハビリ、在宅療養などに注力
医療法人立となるにあたり、今後力を入れていくのが縮小傾向にあったリハビリテーションの分野だ。これまでになかった機能を追加するほか、既にリハビリの専門スタッフの増員を図っているという。
また、従来以上にオペや外来、健診などの患者数を受け入れるほか、地域連携室も整備。さらに在宅分野のサービスも充実させ、在宅療養を全般的に支援する体制を整えていく方針だ。同院では「基本的には今まで通りだが、より質向上を目指していく」としている。
|
|
|
|
|