元気シニア 雪にもめげず 健康講座で見聞広める
「元気シニア健康講座〜元気シニアは栄区の希望!!」が14日、栄区役所新館4階会議室で行われた。第1回目となる今回は「今どき健康学」。第2回は3月3日「思わず笑いのでる体操」が予定されている。
主催は、健康づくりサポーターズ。さかえスポーツくらぶ、栄スポーツセンターが共催。
当日はあいにくの雪模様。それでも30人の参加があった。
講師は元日本経済新聞社編集委員で江戸川大学特任教授の中村雅美氏。日経日曜版に掲載していた「今どき健康学」を題材に講義が進められた。今から30年位前は100歳を超えた人が1万人超えかと言われていたが4万人の後半位になっているという(平成25年9月15日現在、住民基本台帳による100歳以上の高齢者は5万4397人)。
安全と安心は違う―。安全というのは科学的に安全とされていること、もののことで科学的評価がともなう(客観的)。安心は、消費者が安全と考えていること、もののことで心理的評価がともなう(主観的)。信頼と信用を高めることが安全と安心のギャップをどう埋めるかということになる、と説く。また、サプリメントや健康食品などに頼るよりも毎日の食事をとることが大切だと訴える。
中村氏は、病にかかった時にそれを癒す「病院」ではなく、ふだんから個々人の健康について気軽に相談にのってくれるところがあればということから「健康院」の創設を提唱している。体の管理を本人と一緒に考えてくれるところでもあるようだ。ただ、現実は「健康院」に携わる人が少なく、自社の健康食品を売る「アンテナショップ」的なところが多いという。
「運動は無理なく長く続けることが大切」と中村氏。膝や腰が痛いからといって歩かないではなく逆に無理せず歩いたほうがよいと言う。女性の長生きの秘訣は、知らず知らずのうちに家事などで運動しているからでは、といったうんちく話も。
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