尾仲区長インタビュー 将来への夢や希望を 今年度の取り組み語る
本紙では就任4年目を迎える尾仲富士夫区長にインタビューを行った。尾仲区長は昨年度を振り返り、今年度の区政運営について「区民の皆さんと総ぐるみになって取り組む」と語った。(聞き手/本紙記者・八木祐樹)
―まずは昨年度の振り返りをお願いします。
「昨年度で一番大きかったのはセーフコミュニティの認証取得です。これは栄区にとっては歴史的な出来事でした。この認証をどう生かしていけるのかが、区役所に問われていると思います。また、長野県栄村とは友好協定を結びました。これまでにも交流を行ってきましたが、今回の協定はオフィシャルなものです。協定を結んだからには何かしたいと区民の皆さまからも声が上がっています。MISIAの森プロジェクトは2年目を迎え、少しは区民の皆さんに定着したのではないでしょうか。昨年は熱気球を飛ばし、イルミネーションも実施して楽しみながら自然を学んでいく取り組みができました」
―今年度の区政運営についてお聞かせください。
「景気も少し良くなってきています。これまでのマイナスにならないようなものではなく、将来に対して夢や希望を持てるような取り組みを行います。具体的には、駅周辺のまちづくりや郊外部に対する取り組みです。本郷台駅や大船駅周辺では、まちづくりがスタートします。本郷台駅は栄区の玄関口。地域の皆さまとまちづくりの構想を策定すると共に、駅前広場の再生などを通じて活性化を目指します。また大船駅笠間口周辺でも都市計画が決定しています。高齢化が進む郊外部では、もう少し若者を呼び戻せるように取り組みを行い、多世代が住めるまちにしていきます。そのためには現在住んでいる人だけではなく、次世代が満足できるようにする必要があり、そのための調査を始めていきます」
―セーフコミュニティについてはどうでしょうか。
「まだまだ『セーフコミュニティ』という用語自体が広まっていない印象です。セーフコミュニティ都市としての誇りを持ち、皆さんが守っていくと思えるようにプロモーションをしていきます。5年ごとの再認証に向けて、個々の取り組みを進めていきます」
―区民の皆さんへメッセージをお願いします。
「区民の皆さんと総ぐるみで取り組んでいくために、さまざまな意見や相談をさせていただきたいです。皆さんとの結束力を、孫子の代まで生かしていきたいです」
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