中野地域ケアプラザ ふれあいの会が300回 情報交換や交流楽しむ
中野地域ケアプラザ(澤出吉秀所長)で行われている「ふれあいの会」が5月23日に300回目を迎えた。当日は約60人の参加者が集まり、歌などを楽しみながら交流を深めて記念すべき回を祝った。
同会は地域の人々との情報交換や仲間作りを目的とした交流会。基本的に月2回の頻度で開催している。同所の地域交流部門と、現在介護相談等を行う地域包括支援センターの前身にあたる在宅介護支援センターが協働して2000年7月に「茶話会」という名称でスタートした。半年ほど経過したころに、正式名称を参加者に公募したところ現在の名称になった。
内容は全員が参加できて楽しめるもので、食事会や演奏会、工作などさまざま。過去には三溪園などへの外出も実施していたが、現在は館内でのプログラムが多い。演奏や工作などでの講師は、同所を利用する団体等に声をかけて協力を得ている。地域の情報や住民の声を聞くだけでなく、地域住民同士の交流やケアプラザ利用団体の活動発表の場としても役立っている。
23日の第300回では、コーラスグループ「虹のコーラス」が合唱や独唱を披露。参加者も一緒に歌う場面もあり、部屋中に歌声が響いた。その後簡単なセレモニーが行われ、紅茶やケーキを食べながら映像でこれまでの歴史を振り返った。
澤出所長は「300回を迎え、長い歴史を持つものだと実感している。外へ出て歌を歌ったりすることは(参加者の)元気にもつながるので、今後も続けていければ」と話した。
活動支えるボランティア
同会ではボランティアの協力のもと、同所の職員が毎回企画や進行、準備を行っている。富永秀樹副所長は「職員だけではやりきれず、ボランティアさんに支えられている」と話す。開始した当時から関わっていたボランティアの1人武井和子さんは「職員よりも長く務めているボランティアも多い。(施設が)時間とともに地域に溶け込んでいくのを見て嬉しい」と笑顔を見せる。
基本は毎月第2・4金曜日の午後1時30分から3時30分ごろまで開催。電話か受付窓口での事前申し込み制で、世代や性別問わず誰でも参加できる。今後も月に2回のペースで開催していく予定だという。
問い合わせは同所地域交流部門【電話】045・896・0711。
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