栄消防署(加藤雅之署長)は7月25日、同署駐車場で「集団救急事故対応訓練」を実施した。
さまざまな状況を想定して毎年実施されている同訓練。今回は初めて横浜栄共済病院との連携を行い、同署の職員ら約40人に加えて同病院から医師2人と看護師3人が参加した。
訓練では暴走した自動車がコンビニエンスストアに飛び込んで、複数人の負傷者が出た状況を想定。通報を受けて駆け付けた消防隊員が、自動車や店内等にいる負傷者を救助。その後現場へ到着した医師らが負傷者の状態を確認して、治療や搬送の優先度を見極めるトリアージを行い、負傷者は救護所に搬送されて優先度の順に赤、黄、緑のシートに分けられた。緊迫した状況の中、消防隊と医師らは負傷者の救助から搬送するところまでの対応を確認した。
加藤署長は今回の想定を「最近は危険ドラッグなどもあり、起こりがちな事故なのかもしれない」とし、「さらに栄区では高齢者も多く、区内でこういった事故が起きないとは言えない。今回は(横浜栄共済病院と)うまく連携がとれたのでは」と話した。
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