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栄区版 公開:2016年8月25日 エリアトップへ

全国大会出場を決めた男子バスケットボール部を指導する 細木 恵臣(しげおみ)さん 豊田中学校教諭 44歳

公開:2016年8月25日

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自身の起点も中学時代

 ○…第46回全国中学校バスケットボール大会に出場を決めた豊田中学校男子バスケットボール部顧問。出場までの道のりは決して楽なものではなかったというが「今のレギュラーメンバーならば全国にいける」という確信は彼らが入部した時に感じていたと話す。同校に就任して4年目。関東大会出場常連校ではあったが、あと一歩が及ばず悔しい思いを積み重ねてきた同部に初の快挙が訪れた。

 ○…「とにかく走る」。公立校で普段、部活に費やす時間は短い。その中でも部員たちは10Kmのランニングをこなしてからボールに触れるなど、日ごろから走ることを徹底。「試合中に体力が低下してからが勝負どころ。どこよりも走り込んだという実績は辛い時、苦しい時でもプレーの質を落とさず、自信にもつながっている」と、その量は他校の指導者らが驚くほど。また180cm台の選手が2人いることで外からのシュートを安心して投げられるのも同校の強さ。

 ○…北海道釧路市出身。小学生の時は、スピードスケートと少年野球に励み、バスケットを始めたのは中学校に入学してから。それも「一度、入学前にバスケ部の試合を観る機会があった時に、監督が鬼のように怖くて、絶対に入らないと決めていた」と苦笑い。しかし友人の誘いを受け、しぶしぶ仮入部するも辞めることなく3年生の時には全国大会に出場。高校・大学ともにバスケットの強豪校に進学し、ついには実業団選手として活躍をする。

 ○…実業団生活7年目に転機を迎え、中学校教諭の道を選んだ。「所属していたチームが休部となり、選手生活も自分の人生も見直すことに。当時は結構、辛い時期ではあった」とはにかむ。自身の中学時代の経験の上に今の自分があり、だからこそあえて中学生にこだわって指導。「試合の勝ち負けよりも、自主自立できる良いきっかけにしてほしい」と生徒たちの将来に役立つことを心から願う。

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