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栄区版 公開:2016年12月1日 エリアトップへ

障害者週間 理解と協力を深める 12月6日に啓発活動を実施

社会

公開:2016年12月1日

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駅前にも懸垂幕が掲げられている
駅前にも懸垂幕が掲げられている

 国では12月3日から9日までの1週間を「障害者週間」と定める。市で初めての知的障害者通所更生施設「朋」が栄区に設立されたのは30年前。障害者との関わりが深い栄区でも12月6日、駅前で啓発活動が実施される。

 「障害者週間」とは国民の間に広く障害のある人の福祉についての関心と理解を深め、障害のある人が社会や経済、文化その他あらゆる分野に積極的に参加する意欲を高めることを目的に2004年6月の「障害者基本法」の改正によって「障害者の日」に代わるものとして設けられた。

 栄区には、横浜市で初めて設立された知的障害者通所更生施設「朋」が桂台にある。栄区の分区と同じ1986年、栄区の誕生から7カ月早い4月3日に開所した。朋の開所にあたっては地域の協力と理解なしでは成り得なかったと、初代施設長を務めた日浦美智江さん著『笑顔のメッセンジャー』(文芸社)に記されている。

 同施設を含む「社会福祉法人 訪問の家」では現在、近隣の小中学校との交流やイベント開催、中庭の開放など地域住民との関わりを深く育んでいる。

 なお区内に障害者を支える事業所は4、5人で暮らすグループホームからクッキーなどを作る地域作業所、入所施設を含め約50カ所ある。それぞれの事業所が訪問の家同様、様々な形で地域と繫がっている。

 「障害があることは特別なことではありません。そのことを理解できれば、何かお手伝いしましょうという一言が自然と言えるようになるのではないでしょうか。ぜひ、ともに社会を生きる仲間として、あなたも声をかけてみてください」と栄区社会福祉協議会では呼びかける。

本郷台駅前でキャンペーン活動

 障害の理解を進めることを目的に12月6日(火)、午前10時から本郷台駅前で啓発キャンペーンが行われる。主催は栄区社会福祉協議会。

 当日は啓発グッズとチラシの配布を、朋やSELP・杜、さかえ福祉活動ホームなどの障害者支援分科会に所属する15施設と草の美家族会やあしたばの会、さかえ会など当事者団体分科会に所属する9団体も協力。また区役所や学校など区内各所に啓発ポスターが貼られ、啓発を広く訴える。

 同週間に関する問い合わせは同協議会【電話】045・894・8521まで。
 

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