神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
栄区版 公開:2017年1月1日 エリアトップへ

終戦から“タッチー”まで 栄区の酉年たどる

社会

公開:2017年1月1日

  • LINE
  • hatena
1993年にオープンした千秀センター
1993年にオープンした千秀センター

 2017年の干支は酉(とり)年。「取り込む」という語感につながることから学問や商売などで成果が上げられる年といわれている。これまで酉年にどのような出来事があったのか…。終戦まで遡り、栄区での足跡をまとめてみた。

 終戦を迎える直前の1945(昭和20)年5月24日。横浜市発行「横浜の空襲と戦災」公式記録編によると、上郷町(当時戸塚区)上空にも米軍爆撃機B29が飛来し、焼夷弾が投下されたと記録されている。

 旧ソ連が世界初の人工衛星「スプートニク第1号」の打ち上げに成功した1957(昭和32)年。2月に新大船幼稚園(小菅ケ谷)、11月には豊田幼稚園(長沼町)が開園し、就学前教育の充実が図られた。敗戦によって米軍に接収されていた桂町地内の米軍PX(倉庫地区)の一部(2541平方メートル)が返還されたのもこの年の12月。高度成長期の只中にあり、以後急激に東京のベッドタウン化が進んでいくことになる。

 初等中等教育の受け皿施設が続々と産声を上げた1969(昭和44)年。4月に飯島小学校(飯島町)と山手学院高等学校(上郷町)が揃って開校したのを始め、6月には公田保育園(公田町)が開園。県消防学校も同月、中区から小菅ケ谷へ移転してきている。同地での教育訓練は平成6年に厚木市へ移るまで続けられ、その間、多くの消防職員が巣立っていった。

 1981(昭和56)年3月、旧戸塚区内初となる地区スポーツ公園「金井公園」が金井町で一部開園。多目的運動広場やテニスコート・野球場などを備え、自然に囲まれた憩いの場として現在も区民らに親しまれている。また、9月は当時東洋一と言われた本郷養護学校(現本郷特別支援学校)の新校舎が小菅ケ谷に完成。11月には落成式が挙行されている。

栄区誕生後は

 戸塚区からの分区で栄区が誕生して7年。1993(平成5)年7月には田谷・金井町などの住民待望の千秀センターがオープン。同施設は明治9年に開校した公立千秀学校の木造校舎を建て替えたもので、今でも地域の中心施設として幅広く利用されている。

 そして、12年前の2005(平成17)年4月、区内笠間に社会福祉法人の運営によるかさまの杜保育園が開園。同年、栄区マスコットの名前が「タッチーくん」に決定している。

栄区版のトップニュース最新6

全校開始も、喫食率0.9%

ハマ弁

全校開始も、喫食率0.9% 教育

依然、完全給食求める声も

2月23日号

新大船商店街で初の朝市

新大船商店街で初の朝市 経済

県内約30店舗が一堂に

2月23日号

一般会計実質1.3%減

市新年度予算案

一般会計実質1.3%減 政治

子育てなどに投資

2月16日号

創部4年目ながらも躍進

飯島中柔道部

創部4年目ながらも躍進 スポーツ

新人戦県大会で準優勝者も

2月16日号

旧耐震基準宅を戸別訪問

横浜市

旧耐震基準宅を戸別訪問 社会

熊本地震受け啓発強化

2月9日号

スマホの使い方考えて

スマホの使い方考えて 社会

小学生集まり初のサミット

2月9日号

あっとほーむデスク

  • 2月23日0:00更新

  • 11月3日0:00更新

  • 9月8日0:00更新

栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月23日号

お問い合わせ

外部リンク