神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
栄区版 公開:2017年1月5日 エリアトップへ

横浜で生きるフクロウ 耳を澄ませば鳴き声も

文化

公開:2017年1月5日

  • LINE
  • hatena
森角さんの腕におとなしくとまるフウちゃん
森角さんの腕におとなしくとまるフウちゃん

 酉年である2017年の、顔ともいうべき鳥類。中でも「不苦労」などのごろ合わせがめでたいフクロウは、縁起の良い鳥として知られる。だが、横浜市内にもフクロウが生息していることは意外と知られていない。

 「仲間のコノハズクなどは渡り鳥だが、フクロウは留鳥。昔からずっと日本で暮らす鳥」と話すのは、金沢動物園(金沢区)の森角興起さんだ。市内でも金沢自然公園のほか、身近な森林に生息しているという。「地元で育って地元に住むのがフクロウ」。木の洞や枝の間に巣をつくり、毎年同じ場所でつがいが子育てをする。

 夜行性であることが、なかなかお目にかかれない理由。人の10から100倍ほどの視力と、パラボラアンテナに似た平らな顔、羽音のしない風切り羽を武器に、夜の狩りに出る。ただ「夕方に耳を澄ますと、雄のホーホーという声が聞けることも」と森角さんは話す。

「傷つくリスク、知って」

 同園にいる、フウちゃんとフクちゃん。どちらも保護され、野生に戻ることができないフクロウだ。フウちゃんは生後まもなく何者かに左目を奪われ、フクちゃんは左羽が折れたまま飛ぶことができない。「カラスや猫に襲われたり、末っ子が上手く育たずに保護されたりするケースが多い」と森角さん。「すぐそばにいる鳥で、人間の生活の影響で傷つくリスクがあることを知ってほしい」と話した。

栄区版のローカルニュース最新6

木村さんが楽しさ伝える

木村さんが楽しさ伝える スポーツ

サッカー教室に約70人

2月23日号

小学校に税の解説本寄贈

市内7法人会

小学校に税の解説本寄贈 社会

授業での活用を期待

2月23日号

「子どもの貧困」考える

「子どもの貧困」考える 社会

区社協が研修会

2月23日号

3月末までに配布開始

ヘルプマーク導入へ(上)

3月末までに配布開始 社会

2月23日号

3種目で初の全国大会へ

3種目で初の全国大会へ スポーツ

セントラル本郷台・児嶋さん

2月23日号

入学前に園児が交流

入学前に園児が交流 教育

たっちーらんどでフェス

2月23日号

あっとほーむデスク

  • 2月23日0:00更新

  • 11月3日0:00更新

  • 9月8日0:00更新

栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月23日号

お問い合わせ

外部リンク