栄区版
最新号:2017年1月19日号

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栄消防団の団長を務める
増田 明彦さん
上郷町在住 60歳
2月 6日号

自然豊かなこの地を守る

 ○…地域に住む人や働く人で構成され、火災などの災害時に活動する消防団。栄消防団で今年の1月から団長を務めている。現在、団には区内4つの分団があり、289人が所属。団員はここ数年で大幅に減少しているが、区民まつりや本郷台駅前でのイベントなどに積極的に参加して区民へ入団を呼び掛けている。「人がいないとどうしようもない。まずは団員を増やすこと」と真剣に課題を話す。

 ○…消防団に入ったのは30年以上も前のこと。同級生と一緒に入団した。「みんなで入れば怖くないような感覚。色々覚えれば、人を助けられるんじゃないかと思った」と振り返る。当時は地域の役に立ちたいという思いが強かったわけではないというが、現在では横浜市内で最年少の団長に。「訓練をやっておかないと、いざという時にできない」。その表情は熱意に満ちる。幸いこれまで大きな災害には遭っていないというが、いざという時に備えて日々訓練を続けている。

 ○…長年住む栄区の良さについて「自然が多い場所。こんなに自然があるところは市内で他にはないのでは」と語る。栄区の豊かな自然の中を歩くこともあり、「正月は鎌倉まで歩いたよ」と微笑む。趣味でゴルフもするが、「ほとんど練習はしないよ。芝の上を歩くのが気持ち良いね」。自然そのものを愛している。

 ○…最近ではスキルアップのために団員に詳細を伝えずに行うブラインド型訓練も取り入れている。「応用ができるようにしないと。失敗を恐れず、訓練してほしい」。消防団は70歳で定年を迎えるため、新たな団員が入らない限り団員数は減少していく。地域に住む人だけでなく、地域にある会社で勤める人も入団できるため企業へのPRも欠かさない。「OBや団を辞めた人にも声を掛けて、いざという時は手を貸してもらうことも必要」。これからも団員に限らず地域と力を合わせて、安心・安全なまちへ貢献していく。




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