昨年7月1日から8月10日まで実施された「金沢区子育て実態調査」の集計・分析結果がこのほど発表された。調査対象は2010年3月末現在で金沢区在住の0〜2歳の子どもを持つ養育者2500人。アンケートは郵送で配布され、1545の回答を得た。
金沢区は、03年度に「0歳児子育てアンケート」を実施したことをきっかけに、地域や関係機関と協働で子育て支援に取り組んできた。今回の調査は、現状把握やニーズの変化を探った上で、06年度に策定された「子育て支援の協働の指針」の見直しを目的としている。
アンケートは、子育ての悩みや要望、子どもや母親の健康についてなどを問うもの。前回調査との目立った変化の1つとして、孤立感を感じている母親(0歳児)が23・3%と、前回の37・3%より14%と大幅に低下した。区こども家庭支援課の古山美恵さんはこの理由を、地域子育て支援拠点「とことこ」や親と子のつどいの広場「ふきのとう」「おりーぶ」などが開所し、母親が集まれる場所が増えたためと考えている。
だが一方で自主的な子育てサークルが衰退傾向にあるとも。「やはり親の力を養う必要もある。若い世代のお母さん同士の活動が活発になるような人材育成をし、子育て活動の裾野を広げていきたい」と古山さんは話している。実態調査の問い合わせは【電話】045・788・7787へ。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|