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地産地消の思いをのせて 漁協が経営する食堂、あす6日オープン

文化

公開:2011年5月5日

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斉田さんおすすめのアナゴ丼
斉田さんおすすめのアナゴ丼

 横浜市漁業協同組合・柴支所は、地元で水揚げされた新鮮な魚介類をおいしく食べてもらおうと「小柴のどんぶりや」をあす5月6日(金)、柴漁港でオープンする。4月21日から3日間行われたプレオープンは多くの人で賑わった。

 「小柴のどんぶりや」が提供するのは、小柴の名産アナゴを使った天丼を始め、地元でとれる素材を生かした丼ぶりだ。調理をするのは漁師の奥さんら。プロとは一味違う、漁師の味で勝負をする。食堂を担当する同漁協組合員の斉田芳之さん(55)は、「食堂をやることで、地産地消を推進し、開かれた港を目指して行きたい」と話す。

 食堂を始めるきっかけは、柴漁港で毎週日曜に開催している鮮魚直売所を訪れた客の声だった。「漁港でとれたものをその場で食べたい」というかねてからの要望に、漁協をあげて取り組んだ。「丼ぶり屋を実現するまでの道のりは容易ではなかった」と話す斉田さん。漁師は海に関してはプロだが、食堂経営はまったくの素人。静岡の由比港や千葉の漁協が直営する料理屋を視察し、試食を重ねながら客に喜ばれる味を研究した。

 「アナゴは、脂が最ものるこれからの季節が旬。小柴でとれるアナゴはふんわりとやわらかくておいしい。特に子どもたちに食べてもらいたい」。同漁協は、小柴の魚を食べることで海を知り、そこから、自然の大切さを学んで欲しいという。丼ぶりを食べた足立義昭さん(65)は、「おいしい地元の食材を食べられることは嬉しい。今後も通いたい」と笑顔で語った。

 「小柴のどんぶりや」は、毎週金・土・日と祝日の午前11時から営業する。数に限りがあるため、売切れ次第終了する。
 

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