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金沢病院 まだ喫煙を続けますか? ニコチン依存は病気として治療を
金沢病院は高まる要望にこたえ、6月14日から保険診療による禁煙外来を開設した(毎週火曜・午後3時〜4時30分)。そこで、呼吸器内科の専門医・岡村真由美医師に、喫煙のリスクや禁煙へのプロセスなどを聞いた。
◇ ◇
―なぜタバコがやめられない人が多いのですか?
岡村―タバコに含まれるニコチンが、強い依存性を持っているからです。タバコを吸うとニコチンが脳に達し、快感を与えるドパミンを放出します。喫煙者はその快感を味わいたいがために、いつの間にかタバコと離れられなくなってしまうのです。こうなると、麻薬と一緒で意思だけで止めることは困難。ニコチン依存症という病気として治療する必要があります。
―タバコが健康に与える影響は?
岡村―よく知られているのは、肺がんや喉頭がんなどの消化器系のがんですね。でも膀胱、すい臓など一見関係なさそうな部位を含めたすべてのがんリスクが高まります。また心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、胃潰瘍などあまりにも健康被害が多く、あげればきりがありません。また女性にとっては肌あれ、骨粗しょう症、不妊症なども深刻です。「太く短く生きればいい」という方がいますが、「細く短く」が現実です。
―禁煙外来ではどんなことをするのですか?
岡村―一言でいえば、飲み薬かニコチンパッチを使った、禁煙のサポートです。治療を始めるには、「タバコを止めたい」という患者さんの強い意思が必要。その後、依存度を調べ、治療方法を選択していきます。カウンセリングの要素が強いですね。止めるメリットや、吸いたくなる状況を細かくシミュレーションし、患者さんを支えていきます。自分一人の力で何度も挑戦して失敗した人は、ぜひトライして、生活の質を改善してください。
■金沢病院の特別外来=骨粗しょう症(隔週木・土)、手の外科(隔週木)、膝(毎週月)、脊椎・背髄(隔週木)、睡眠時無呼吸(毎週火)、禁煙外来(毎週火)▽予約・問い合わせ=【電話】045・781・2611
取材協力/金沢病院
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中医学で考える春の「気象病」4月18日 |
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