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中学バドミントン 進藤(大道中)県総体制す 最後の夏 全国へ夢つなぐ

公開:2011年8月18日

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最後の夏を懸け練習に励む進藤選手
最後の夏を懸け練習に励む進藤選手

 先月、秦野市総合体育館で行われた神奈川県中学校総合体育大会バドミントン個人で、大道中の進藤翔平選手(3年生)が優勝した。関東大会を経て、自身の目標である全国入賞に向け、最後の夏に挑む。

 進藤選手は大会最終日、1ゲームも相手に与えずトーナメントを勝ち進んだ。大野南中(相模原市)の一ノ瀬力瑠選手と対戦した決勝も、2ゲームを連取し圧勝。他の追随を許さぬ強さを見せつけた。

 王者の貫禄さえ感じさせる結果には「今大会は調子が良かった」と進藤選手。昨年8月の全日本ジュニア選手権予選、今年1月の神奈川県中学校大会に続いての優勝となり、県レベルの3大会全てを制したことになる。

雪辱かけ全国へ

 バドミントンを始めたのは小学校2年。自宅がある三浦市でバドミントン教室に参加したのがきっかけだった。やがて横須賀のジュニアチームに入団し、本格的にプレー。中学進学時に、バドミントンが盛んな大道中を選んだ。「バドミントンそのものが楽しい。相手の動きを読んだりする駆け引きがおもしろいです」と競技の魅力を語る。

 練習環境は決して恵まれているとは言えない。平日、体育館が使えるのは3日間のみ。しかも他の部との併用だ。限られた環境下で重要なのは「オンオフの切り替え」だという。強さの根底には、練習を無駄にしない集中力がある。

 今夏の目標を問うと、「最低でも全国でベスト8に入ります」と力強く話す進藤選手。「家族にも『これは通過点。さらに上を目指せ』と言われました」と笑う。同校バドミントン部顧問の佐野正仁教諭(43)は、「相手を翻弄する攻撃力、そしてシャトルの動きにすぐさま反応するスピードが抜群」と評価。「昨年は団体戦で関東ベスト8止まりだったので、雪辱を果たしてほしい」と期待を寄せる。金沢が誇る若きエースの夏に、注目が集まる。

(8月6日取材)
 

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