横浜・八景島シーパラダイスで3月24日、ワカメの収穫祭が開催された。これは、横浜市が進める横浜グリーンバレー構想の取り組みの1つ。八景島の協力を得て島内のセントラルベイに実験海域を確保し、ワカメやカキなどを養殖。海洋生物による二酸化炭素の吸収・固定化と海の浄化への効果を検証している。
この日、収穫したワカメは計281kg。昨年の12月に子どもたちがロープに植え付けた時はわずか5cmほどだったが、1mを超える大きさに生長した。子どもたちは、自分の背丈と同じくらいのワカメを楽しそうに収穫した。自分が植え付けたワカメを手にした瀬田聖くんと華鈴さんの双子の兄妹は「あんなに小さかったのに大きくなってびっくりした」と感想を話した。
また、獲れたてのワカメのみそ汁1000食もふるまわれた。八景島の布留川信行社長は「島に実験海域を設けたことで、職員や来場者の自然の海に対する関心が高まった。こうした積み重ねが海の環境をよくしていくと思う」と話した。
海洋生物によるCO2の吸収は、2009年の国連環境計画の報告書で「ブルーカーボン」と命名された。地球上のすべての生物が吸収するCO2の55%を占めると推定されており、温暖化対策の取り組みとして注目を集めている。
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