神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

横浜市 LED電球交換に補助金 商店街の節電化を後押し

公開:2012年4月19日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は今年度から、商店街が管理する街路灯の「省エネ型電球への交換」に対する一部補助を開始する。東日本大震災による商店会の節電意識の高まりを受け、省エネ街路灯新設・改修のみだった補助対象が拡充した格好だが、一部商店会からはニーズに応えてないとの指摘も出されている。

 横浜市はこれまで地球温暖化対策実行計画の方針に基づき、商店街に、省エネ街路灯の新設、改修工事費の一部補助を行っていた。今回の補助は、東日本大震災後による電力供給不安を受けた商店会の要望から、補助対象を拡充したもの。

 震災後、間引き点灯や省エネ電球交換など、独自に節電に取り組む商店会もあったという。市経済局産業振興課は「電球交換の補助は行っていなかったが、独自に節電を行う商店会や、要望の声を多く受け今回の補助実施に至った」と話す。

 補助対象となる電球はLEDランプ、セラミックメタルハライドランプ、無電極放電ランプ、そのほか市が認めるランプへの交換。交換に要する費用の50%(上限額1基3万円/500万円まで)を、交換後5年間の点灯を条件に市が負担する。原則設置15年以内の街路灯が対象となる。

 今月から申請受付を開始。市は今月中に各区商店会に説明を行っていく。

 市によると、LED電球に交換すると年間電気料金は約3分の1に節約できる。LED電球の交換費用は補助を利用して1基3万円ほど。ある商店会は「初期費用が抑えられ、工事も簡単に済む。見積りを見て検討したい」と前向きだ。

約8割が対象外

 一方で、今回の補助は街路灯の現状を踏まえていないという指摘もある。

 市内商店街街路灯の約8割は現在、設置から15年以上経過している(公社商連かながわ『平成22年度実態調査』)ため、全市内での補助対象は2割に満たない。多くの商店会では、省エネ化を進めるにあたって新設や改修が必要になる。

 藤が丘商店会(青葉区)は、設置から17年経った街路灯75基を市の補助を利用し、今年度に改修工事を行う。改修補助金額は1基6万円(上限500万円・工事費75%)。総工費1260万円のうち、800万円を商店会が負担する見込みだ。同会の金子治史会長は「街路灯改修、新設工費は負担が大きい。補助の増額も行ってもらいたい」と漏らす。

 市担当者は「商店会により状況は異なる。改修補助の増額とは違う形で、商店街の負担を減らしていきたい」と話している。
 

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

こどもホスピスへ理解を

設立の動き全国各地で

こどもホスピスへ理解を

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

「食」のシェア空間が完成

磯子区洋光台

「食」のシェア空間が完成

飲食店開業など支援

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

ランドセルを海外へ寄付

金沢区PTA連絡協議会

ランドセルを海外へ寄付

15の小中学校から352個

4月11日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook