7月29日(日)から行われるロンドン五輪セーリングで、能見台在住の土居愛実選手(18)がレーザーラジアル級への出場を決めた。また、区内の鍼灸・柔道整復師 飯妻宏幸さん(37)がサポートする3選手も、49er(フォーティーナイナー)級とRSX級で代表権を獲得。夢の大舞台で、区民らの活躍に期待がかかる。
5月、ドイツで行われたレーザーラジアル級世界選手権。日本代表の座をかけ、6日間12レースを争った。
初日から先行し、日本人トップに立った土居選手だったが、11レース目でライバル・原田小夜子選手に逆転を許す。悔し涙を流すも、「自分の走りをしよう」と切り替えて最終レースへ。落着きを取り戻し、17位でフィニッシュした。総合52位・313点と、原田選手とわずか5点差の接戦を制し、同種目では初の日本代表に決まった。土居選手は、「このレースで世界での自分のレベルがわかった。五輪では少しでも前を走れるようにトレーニングしていきます」と決意を語った。
日本セーリング連盟オリンピック特別委員会でジュニアユース育成に取り組んできた佐々木共之コーチ(48)=釜利谷西在住=は、「多くのユース選手に夢を与えると思う。本選での活躍に期待したい」と話した。
影の立役者
釜利谷東で鍼灸整骨院を営む飯妻さんは、日本オリンピック委員会強化スタッフとして、セーリング選手をサポートしている。「身体はもちろん、メンタル面でもサポートできるように意識しています」と飯妻さん。おもに、高橋賢次選手=関東学院大学出身=ら関東自動車工業チームの治療にあたってきた。
そして5月、自らも随伴したクロアチアでの49er級世界選手権で、高橋・牧野幸雄組が決勝レースに進出。五輪への切符を手にした。飯妻さんは、「自分もスポーツをやっていて、五輪への思い入れがあった。出場には感動です」と笑顔。同チームはRSX級でも富沢慎選手が代表権を獲得している。飯妻さんは「日本を元気にしたい。日の丸を背負って戦う選手にぜひ注目してほしいです」と意気込んでいる。
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