「腕を大きく上にあげて背伸びの運動」―。朝7時15分、六浦大道公園におなじみの号令が響きわたる。シニア世代を中心に、朝日を浴びながらのラジオ体操。健康づくりはもちろん、地元住民の交流の場として、湘南八景自治会の「ラジオ体操の会」が2006年から行っている。
活動は、基本的に雨の日以外毎日。夏休み期間中は、朝比奈小や大道小の児童も参加している。取材当日も、カードをぶらさげた子どもたち約60人が眠い目をこすりながら公園に集まった。準備運動のあと、ラジオ体操第一・第二を元気に終えると、スタンプを求めて長蛇の列が。会がふるまう手づくりジュースを飲み干した子どもたちは、一斉に遊びに出かけていった。小学生のラジオ体操期間を短縮する自治会・町内会もある中、今も昔も変わらない「夏の風物詩」が、ここにはまだ息づいている。
「皆でやるラジオ体操は、日々の活力なんです」とその魅力を語るのは、同会の三島千鶴子さん(64)。会のメンバーは現在25人を数え、旅行やハイキングにも出かけているのだとか。三島さんは、「体操するだけでなく、地域のコミュニケーションの場にもなっている。多くの方に参加してほしいですね」と話している。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|