小田中が創立20周年 27日に記念式典
小田中学校(藤代愼一校長=写真=)の創立20周年を記念する式典が10月27日(土)、同校で行われる。
「人間でいえば成人。ようやく一人前の大人になったということですかね」と藤代校長は感慨深げに話す。「これが一つの節目。竹の節のように、培ってきたものを土台に次の節まで成長したい」。
1992年4月1日、晴れた日は丹沢の山々と重なるように富士山が眺望できる富岡の丘陵地帯に、区内で最も新しい中学校が産声をあげた。「小田(こだ)」という地名は現在残っていない。旧字(あざ)名の「富岡町字小田」を校名に取り入れたのは、地域との繋がりを大切にしたいという願いからだった。音楽会で最優秀賞を受賞した3年生のクラスが、小田小学校の朝礼で歌を披露するのは恒例行事だ。運動会を中学生が手伝ったり、授業を通して交流したりと小学校との繋がりが強い。地域の行事でも生徒が積極的に手伝う姿がよく見られるという。藤代校長は「若い学校にしては地域の人々の関心が高い。子どもたちは地域の中で育てられているなと思う。この繋がりが自慢です」と紹介する。
目指すのは「底力のある小田中」だ。奇をてらうのではなく授業や行事、学校生活を着実にこなす学校。「学校は学び舎(や)。基本は勉強をするところです。当たり前のことを当たり前にできる学校にしたいですね」と藤代校長は熱をこめた。
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