国道16号東富岡交差点近くの「身代わり地蔵尊」で11月23日、第33回縁日法要が行われた。
地蔵堂が建てられたのは32年前の1980年。この年の11月、同交差点で富岡小学校の男子児童(当時)が大型トレーラーにはねられて亡くなる事故が発生した。この悲惨な光景を目にした地元有志が翌12月、交通事故撲滅への願いを込め、霊をなぐさめる地蔵堂を建てた。その後結成された「東富岡身代わり地蔵奉賛会」が、毎年11月に法要を営んでいる。
33回忌となる今年は、約30人が参加。長昌寺の石澤彰文住職による読経の中、参加者は地蔵に手を合わせて祈りを捧げた。法要後あいさつに立った同会の大久保幸久会長は、「大勢の皆さんに焼香いただいたことに感謝。これからも支援を」と呼びかけた。
大久保会長によると、富岡地区では「身代わり地蔵」が街の北側を、シーサイドコーポ入口交差点前の「六地蔵」が街の南側を守るとされる。「防犯や交通安全への意識が高い地区。(地蔵尊をきっかけに)新旧の住民が結束を強めていければ」と話した。
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