横浜高校久野さん 県新人戦で優勝 ボクシングで目指す日本一
11月11日、神奈川県高等学校ボクシング新人大会ライトウェルター級で横浜高校1年の久野将太郎さんが優勝した。
「勝つしかない」という気持ちで上がった決勝のリング。相手の顔だけでなくボディーを攻めることを意識した。有利な試合運びで迎えた3ラウンド目。開始1分で2度目のダウンを奪い、見事勝利を掴んだ。「(ダウンを)とった瞬間は勝った、と嬉しかった。県でも競技人口の少ない級なので優勝して当たり前と思われていた分安心した」と振り返る。
ボクシング好きの父親の影響で、小学4年から横浜市内のジムに入会。今年春、中学最後の全国大会で優勝するなど、頭角を現してきた。その成長を支えるのは、日々積み重ねたトレーニングだ。「もう生活の一部。練習しない日があると落ち着かないくらい」というほど、ジムにはほとんど毎日通いつめる。12月24〜26日の関東大会を見据え、現在は家の周りを走り込み。課題のスタミナ不足克服に取り組んでいる。
「勝っていくうちに、勝つ瞬間の面白さを知った。それを味わうためなら頑張れる」と話す。狙うのはもちろん、日本一だ。目標は同じジムで、高校の先輩でもある松本亮選手。「あんな強い選手になりたい」。努力の跡が刻まれた傷だらけの拳を握りながら答えた。
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