八景島で育て、わかめ 脱温暖化目指す
横浜・八景島シーパラダイスで12月15日と16日、わかめの植付けを体験できるイベントが行われた。
15日、小雨の降りしきる中「森の木のようにわかめにも二酸化炭素を吸って酸素を出す働きがあります。日本は島国、この資源を活用して温暖化を防止したい」という飼育員の説明に耳を傾ける子どもたち。その後、20cmほどのわかめの芽をロープに植え付けた。
これは横浜市が同施設と脱温暖化を目指して取り組んでいる、ブルーカーボン啓発のイベント。ブルーカーボンは、森林による二酸化炭素吸収(グリーンカーボン)のように、海草などの海洋生物による吸収のこと。自然界の55%がブルーカーボンと推定されている。
また、同施設に来年3月にオープンする新施設のプレイベントの意味も兼ねた。新施設のコンセプトは「海育」。自然の海と触れ合い、海と共に人が成長していくことを目的に作られる。植え付けたわかめは、オープン時期に来場者が収穫する予定だ。
小学5年の息子と参加した水野久美さんは「ブルーカーボンは難しくて聞きなれない言葉。子どもは楽しみながら覚えてくれるのでは」と話していた。
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