ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の流行を表す金沢区の数値が第49週(12月3日から9日)で、警報発令基準を超えた。横浜市全体でもその前週(11月26日から2日)に流行警報が発令されており、市衛生研究所ではさらなる注意を呼びかけている。
金沢区内の定点医療機関(5カ所)が報告した患者数は1カ月前の45週で17人だったが、49週には116人に。1カ月で6・8倍に急増した。
手洗いで感染予防
感染性胃腸炎は細菌・ウイルスによって発症し、下痢や腹痛、おう吐などの胃腸炎症状を起こす。原因となる病原体の中で多数を占めるのがノロウイルスだ。ノロウイルスは感染力が強く、あらゆる年齢の人に急性胃腸炎を起こす。一年を通じて発生するが、特に冬場に流行するという。
市衛生研究所は予防法として手洗い、便やおう吐物の適切な処理、消毒、食品の十分な加熱をあげている。特に調理の前やトイレの後は、手をよく洗うことを推奨している。「通常、発症から1・2日で回復しますが、抵抗力が弱い乳幼児や高齢者は重症化する場合があるので、特に注意してほしい」と担当者。下痢やおう吐が続いている間は、脱水症状を起こしたり体力を消耗したりしないよう、水分と栄養の補給を十分にするよう呼びかけている。
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