議員記者がゆく・前編 徹底した財政改革を実現 神奈川県議会議員 松崎淳
―衆院選で慌ただしい年末でしたね。
松崎―国政の勢力図は変わりますが、重要なのは「事件は『国会』で起きているのではなく、『地域』という現場で起きている」ということ。今後一層、身近な政治の重要性は増していきます。協調すべき点は協調し、地域主権の旗を掲げてより力強く活動を展開します。
―昨年は脱法ハーブを始め、県立図書館の廃止検討、持ち家手当の年間21億円削減など、松崎議員が議会で質問したことが、注目されました。
松崎―厚生労働省は昨年11月、脱法ハーブに対する規制強化を打ち出しました。私としても県が引き続き対策を強化できるよう働きかけていきます。また、県の財政は2年間で約1600億円の財源不足が見込まれるほどひっ迫しています。県立図書館については、西区紅葉ヶ丘の図書館の閲覧・貸出サービスを廃止し市町村図書館の支援に回る、川崎図書館を廃館とする方向で検討されています。この見直しで2館の年間総事業費のうち約7割を削減できるという試算もあります。さらに、県職員の給与引き下げや持ち家手当の廃止も進んでいます。いずれの問題も、私への知事の答弁で引き出したものです。
―ここまで財政危機は進んでいるのですね。
松崎―ええ、私も驚くほど深刻です。私たち議員も報酬を削減し、身を切る努力をするべき。民主党県議団は公約を実現させるため、一丸となって無駄の全廃、財政改革に徹底して取り組んでいきます。
―松崎議員は、財政改革を主張する一方で「未来への投資」の必要性も説いています。次回はその話を聞きます。 (10日号に続く)
企画・制作/松崎淳事務所
|
<PR>
|
|
|
|
|
|