金沢公会堂で1月19日、金沢区内2史跡(称名寺、朝夷奈切通)の世界遺産登録に向けた講演会が開催され、約500人が訪れた。
当日は、横浜市文化財保護審議会委員でもある五味文彦・東大名誉教授が演壇に立った。五味さんは講演で、世界遺産登録推進の経過や、各史跡の価値を解説。「金沢は独自性をもった地域。世界遺産(候補の史跡)を皆さんの目で見て、この地域をもう一度捉え直してほしい」と呼びかけた。
講演後は、横濱金澤シティガイド協会による称名寺境内見学会も開催。国指定史跡の浄土庭園や、「金沢八景」のひとつとして知られる梵鐘などを、ガイドが説明しながら案内した。
南区から参加した60代女性は「平泉が一度登録延期になった話を聞いた。今回はぜひ登録になってほしいので、市民がもっと(史跡のことを)知っていかないと」と話していた。
区内2史跡を含む「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録をめぐっては、昨年10月にイコモス(国際記念物遺跡会議)が現地調査を実施。今年6月のユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が決定する。
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