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木目込人形がつなぐ、親心 平潟町・河合さんが製作

公開:2013年2月28日

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孫に贈った雛人形
孫に贈った雛人形

 江戸時代から続く伝統工芸「木目込(きめこみ)人形」。金沢区役所1階できょう28日まで、木目込の雛人形やつるし雛が展示されている。

 作ったのは平潟町に住む河合由紀子さん(61)だ。木製の土台を滑らかに削り、衣服のしわや模様に沿って筋彫りをいれていく。そこに布を「木目込」んで、衣服をまとわせる。「どこにどんな布を使おう、どんな色合いにしようと考えるのが難しくもあり楽しいところ」と河合さん。母親の着物や、思い出の布を使ってオリジナルの人形ができるところも魅力の一つだ。

 河合さんが木目込人形を始めたのは教室を開いていた母親の影響。自身も教室を持ち、30人ほどの生徒を教えてきた。今では生徒の子どもが、自分の子のために雛人形や五月人形を作ることも多いという。「若い人が自分の子のために作るまで繋げられるなんて嬉しい」と笑顔がこぼれた。

 河合さん自身、初節句に祖母から木目込雛人形を贈られた。「今年はお嫁さんが孫のために五月人形を作ると、夜なべして頑張っているの」と嬉しそうに話す。2人の孫娘には河合さんから雛人形を贈った。今年の3月3日には三人官女を、来年には五人囃子を作ろうと計画中なのだとか。作り手の気持ちがこもった木目込人形。「親から子、子から孫へとずっと大事に受け継いでいけるのが良いですね」と話していた。

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