金沢区総合庁舎建て替えに伴い、建設地となる泥亀公園の樹木を保存しようという動きがある。
築40年以上が経過している区庁舎は、耐震強度などの問題から2018年をめどに再整備することが決まっている。建て替えは隣接する泥亀公園で行われることになっており、敷地内の樹木を伐採する必要がある。
昨年、金沢区は区庁舎整備に先立って区民に向けたアンケートを実施。「木は切らないで移植してほしい」「もともとあるものを大切に」などと、樹木保存を訴える内容が相次いだ。これを受け横浜市はこのほど、同公園の樹木保存・移植への検討を始めた。
市によると、現地保存が検討されているのは、ユニオンセンター側にあるクスの木1本。区制60周年などの際に植えられた記念樹9本(ウメ・サクラ・ボタン)は、すべて移植する方向で準備を進めるという。
これら以外の高中木については、現地保存は困難なため、移植に向けて樹木の健康状態などを調査。全体の4分の1が移植可能とされた。そのうえで、大きさや根の状態などから移植する樹木を選定。移植する場合、樹木はいったん別の場所に植えられたあと、現在の区庁舎側にできる新しい公園に再移植される。
市民局地域施設課は、「区民の皆さんが慣れ親しんだ公園。できるだけ残せるように努めていく」と話している。
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