親子で体験できる「防災プチキャンプ」が3月23日・24日、野島公園と野島青少年研修センターで開催された。22家族が参加し、総勢100人でアウトドア防災キャンプを楽しんだ。
まずは自然観察指導員の山田陽治さんの指導のもと、野島公園の周辺で食べられる野草を採集。採ったヨモギやタンポポ、ドクダミ、ノビル、ハルジオンなどはその場で調理し、天ぷらにした。4歳と7歳の子どもと参加した父親は、「こんなに身近な草が食べられることに驚いた。普段は野菜の天ぷらを食べない子どもたちも、おいしいと言ってくれた」と笑顔で話した。
そのほか、竹をナイフで削って箸を作ったり、非常用炊き出し袋や竹筒を利用してご飯を炊いたり、空き缶を利用して焼きりんご作ったりと、様々なアウトドアを体験。身の回りにあるものを工夫することで、災害時に有益と考えられる知恵を学んだ。
さらに夜は、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町から被災者2人を招待。変わり果てた町の様子を撮った写真を見ながら避難所での体験などを聞いた。
このイベントを主催したのは、「みんな笑顔のまちにしたいね!」の会PeeP(ぴいぷ)。野島公園事業所やボーイスカウトの協力を得て実現した。代表の松浦さゆりさんは、「地域の避難訓練は子連れだと行きにくい雰囲気。キャンプの知識は災害時に役立つことが多いと思ったので、アウトドアをしたことのないお母さんにも、楽しみながら学んでほしかった」と話した。
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