若者の自立支援に協力 市がメルヘンを表彰
横浜市は3月21日、引きこもり等で就業経験がない若者の就労訓練に協力したとして、飲食店を経営する(株)メルヘン(金沢区福浦/原田英二社長)を表彰した。
市は15歳から39歳までの若者を対象に自立・就労支援を目的とした「よこはま若者サポートステーション」を西区に設置している。今回の表彰は同ステーションで実施している職場体験プログラムに2007年度から11年度までの5年間継続して協力している企業を対象としたもので、同社のほかに(株)イータウン(港南区)も受賞している。
メルヘンは5年間に9人の若者を受け入れ、今年度も継続するなど積極的に協力。接客や下準備などの仕事を体験してもらうことで仕事の魅力を若者に伝えている。担当者の原田雄介取締役は「最初は緊張も見られるが、しばらくすると周りの人たちと普通にやり取りをしている」とその効果を話す。同社では実際にプログラムを体験した若者がスタッフとして就労するケースもあるという。原田取締役は「就労のきっかけ作りまではできても、その後は一般社会で疲弊をして戻ってきてしまうケースもある」と話し、送り出した後の困難さを指摘しながらも、「就労困難な若者が一歩踏み出す力になれば」と話している。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|