神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

記者が訪ねる かなざわの名刹 第22回 法爾(ほうに)山 天然寺

公開:2013年4月18日

  • LINE
  • hatena

 国道16号の旧道沿いを歩くと、民家の脇にその参道が現れる。山門をくぐると、境内の静けさに驚く。

 創建は天文年間(1540年ごろ)。鎌倉にある大本山光明寺の僧・然誉禅芳の隠居寺として建てられたとされる。

 江戸時代、瀬戸で起きた大火の延焼を受け焼失。関東大震災でも倒壊するなど、苦難も多かった。檀徒らの尽力で現在の本堂・庫裡が完成したのは、今から30年前のことだった。取材時も、境内には清掃に励む檀徒らの姿が。地域に支えられた寺の姿が垣間見える。

 本尊は、阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩の阿弥陀三尊立像。鎌倉時代の仏工・春日の作とされる。これに、善導大師像、法然上人坐像を加え、「阿弥陀五尊」と称されている。この2つの像からは体内文書が見つかっており、「慶長15(1610)年に、6代住職が679人の念仏講の衆によって逆修(生前供養)された」と記され、篤い信仰があったことがしのばれる。

【本尊】阿弥陀三尊立像

【宗派】浄土宗

【住所・電話】金沢区町屋町5の1 【電話】045・701・7598

(資料・金沢区仏教青年会

「かなざわ霊場めぐり」1994年)

大きな梵鐘を吊り下げた鐘楼
大きな梵鐘を吊り下げた鐘楼

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook