海苔佃煮で「ご当地パン」 野島の店 地産地消めざし
パンドイル(野島町)にこのほど、野島産の海苔を使ったパン「海苔っこ」が登場した。
野菜の天然酵母で作った生地に、自家製の海苔の佃煮、魚肉ソーセージ、チーズを包んだパン。佃煮に隠し味で使われている梅干しがアクセントだ。「地元の食材で何か作れないか」と同店が開発した。
港にほど近い立地。目と鼻の先には4軒の海苔漁師が軒を連ねる。「母が佃煮を作っていた時にパンに合うのではとひらめいた」と店長の近藤友子さん。「祖父が海苔漁をしていたので野島の海苔を使ったパンが作れて良かった。地産地消が1番。もちもちの生地と、辛すぎずまろやかな佃煮の相性を地元の人に楽しんでもらえたら」と話す。緑茶に合う「和風パン」と紹介する。
今年3月に登場したばかりの「海苔っこ」。今では午前中で完売するほど人気を集めている。
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