横浜信用金庫六浦支店の櫻井秀雄支店長(50)と杉本紗絵子さん(24)が6月13日、振り込め詐欺の被害を未然に防いだとして金沢警察署(吉澤晃司署長)から感謝状を受けた。
詐欺は6月5日に発生。定期預金を中途解約し300万円を用意したいという69歳の女性が同信金を訪れ、杉本さんが応対した。
金額の大きさと女性の言動に疑問を抱いた杉本さんは、上司に相談。櫻井支店長を交え再度、女性に確認したところ「息子が小切手の入ったバッグを無くした」と話したため、その場で息子へ電話確認。「知らないよ」と返答したことから、詐欺だと判明した。
杉本さんは「今日中に大金が必要と話していたので、何故だろうと疑問を持った」と振り返る。櫻井支店長は「日ごろから詐欺事例を支店内で共有している。詐欺の手口は多様化しているので、今後も継続し対応に生かしたい」と話した。
金沢区内では6月に入り5日に2件と13日に1件、高額の振り込め詐欺被害が相次いで発生している。今年1月1日から6月13日までに区内で起きた件数は14件で、被害総額は3119万2292円。すでに昨年1年間の被害(13件・3274万5434円)に迫るペースとなっている。
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