横浜市漁業協同組合金沢支所(金沢漁港)で6月27日、「放流祭り」が行われた。周辺小学校の児童が稚魚の放流を体験するこのイベントは今年で10回目。魚を一定の大きさまで育てたのちに放流する「栽培漁業」への理解や、水産資源の大切さを知ってもらうことが目的だ。
この日は金沢小学校と関東学院六浦小学校の5年生計175人が参加した。全員が乗り込んだ漁船は漁港を出発して八景島の付近の沖まで進行。児童はバケツに入ったカサゴやメバル、アナゴの稚魚をそれぞれ約1000匹、あさり約2万個を次々に放流した。
参加した北見瑞葵(みずき)さん(金小)は「元気に大きく育って欲しい」とにこやかだった。放流した約4センチの稚魚は1年から2年をかけて、15センチほどの大きさに成長するという。
放流の後には「海に対する質問コーナー」が設けられ、「魚の種類はいくつありますか」「最も毒の強い魚は何ですか」などの疑問が挙がっていた。
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