このコーナーでは、県大会や関東大会を勝ち抜き、全国大会に出場する金沢区の高校生を3回にわたって紹介します。
どん底乗り越え、全国へ金沢総合高女子バスケ部
県立旭高に敗北を喫した5月の神奈川県予選決勝。主将の吉成文さん(3年)は、「当時はどん底まで落ちて、気持ちが乗らない日が続いた」と振り返る。現状を克服しようと、全員で悩みながら話し合いを重ね、練習を積み重ねてきた。「全員で守る意識」は、その中から培われてきたもの。インターハイ予選の決勝では、5月に負けた旭高相手に雪辱を果たしたが、現状に満足はしていない。「まだまだ強くなれる。勝って安心している部分があるので、引き締めないと」と吉成主将。好不調の波が大きかったのが、徐々にコントロールできつつあると清水麻衣監督も評価する。吉成主将は、「司令塔としても安定した試合運びをしたい。目標はベスト8」と意欲を見せた。
初戦は7月29日(月)の県立岡豊高(高知)戦。
男子に混ざって練習釜利谷高レスリング部三浦由起子さん(3年)輿水ゆめみさん(2年)
女子が二人しかいない釜利谷高校レスリング部。両選手は、体格も腕力も勝る男子に混ざり、毎日の練習に没頭してきた。
6月に行われた関東高等学校レスリング大会準決勝は、三浦さんと輿水さんが戦う同校対決となった。結果は三浦さんが3位で、輿水さんが2位。揃ってインターハイへの切符を手に入れた。
小学5年生の頃にレスリングを始めたという三浦さんは「初めてのインターハイ出場。今年が最後なので、ひとつでも多く勝てるように全力を尽くす」と静かに、しかし熱い語り口調。高校からレスリングを始めたという興水さんは「『自分のレスリング』をしたい。そして、決勝で敗れた相手にリベンジを」と力を込める。
試合は8月6日(火)と7日(水)の2日間、長崎県の島原アリーナで行われる。
優勝で「恩返し」釜利谷高ボウリング部三浦美里さん(3年)
戸塚ボウリングセンターで行われた高校総体で、個人総合2位の座に輝き、ジュニアオリンピックへの出場権を得た。
ボウリングの大会では、最高点数を出した選手に与えられる「ハイゲーム賞」、3ゲームのスコアを出した選手への「ハイシリーズ賞」、そして12ゲームの総合得点で決まる「優勝」などの各賞がある。
「目標は優勝です。師匠の矢野金太プロに恩返しをしたい」。高校から始めたボウリング。全国で戦えるようにまで育ててくれたのが、矢野プロだった。
ハイスコアは289。本番でこの数字が出れば、優勝は射程圏内だ。
「普段はよく食べ、よく寝ます」とにこにこ。”シュークリーム大好き女子高生”が、全国の頂を目指す。
試合は7月30日(火)と31日(水)、品川プリンスボウリングセンターで行われる。
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