熱中症の救急搬送が急増 屋内でも十分な予防を
横浜市で最高気温が36・7度と猛暑日を観測した8月10日。76人が熱中症とみられる症状で救急搬送され、今年最多となった(8月11日現在)。
金沢区内では5月〜8月11日の間に34人が救急搬送された。昨年度の5月〜9月の救急搬送者数は31人。8月の時点で既にその数を上回った。金沢消防署では【1】自分で水が飲めない【2】力が入らず動けない【3】意識がない(おかしい)、全身のけいれんなどの症状がある時はためらわずに救急車を呼ぶよう、呼びかけている。今後も引き続き熱中症への注意が必要だ。
室内・夜でもご用心
横浜市消防局によると昨年度(5月〜9月)の市内の熱中症による救急搬送者数は653人。このうち約4人に1人の171人が室内で熱中症になっている。屋外で発症すると思いがちだが、室温や湿度が高いと熱中症になりやすいという。一日中エアコンのない部屋にいて、ふらつきを感じ搬送された例もあった。
「夜だから涼しい」という思い込みが危険を招くこともある。「昨年までは夜に窓を開ける程度で過ごせていても、毎年平均気温は上昇し、今年は今までよりも外の気温が高い。注意が必要」と金沢消防署。また「暑いと感じた時は、喉が渇く前に、10分から15分ごとを目安にこまめな水分補給を」と熱中症への予防を促している。
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