走り高跳び宮本さん 全国大会で健闘 小田中から初出場
全日本中学校陸上競技選手権大会が8月19日から4日間、愛知県名古屋市で行われ小田中学校の宮本隼汰さん(3年)が走り高跳びで決勝に進んだ。走り高跳びでの全国出場は同校陸上部始まって以来の快挙だ。
全国行きがかかった横浜市大会、神奈川県大会は共に優勝。7月の金沢区大会では非公認記録だったものの、全国記録に並ぶ1m95cmをマークするなど着実に力をつけてきた。
全国大会予選では標準記録の1m88cmをあっさりクリア。「調子も上がっていて決勝もこのままいけると思った」と振り返る。アクシデントが起きたのはその夜。39度の発熱だった。棄権も危ぶまれたが幸い、決勝の始まりは午後3時。病院に駆け込みなんとか37度台に回復した。それでも関節や筋肉はいつもの調子を取り戻せない。結局、一度もバーを跳び越えることはできなかった。「陸上競技者としてあるまじきこと。何をやってるんだと自分と責めた」と悔しさをにじませる。
その経験をバネに、次は10月に控えるジュニアオリンピック陸上競技大会での優勝を目指し前を向く。「僕にとって最後のチャンス。そこで日本一になった人が走り高跳びで日本一といえる大会なので、本気で狙っていきたい」と意気込む。 帰浜した翌日には練習を再開。「下を向いてくよくよせず勝つことだけ目指す」。技術を高めることはもちろん、体調と気持ちを万全に最後の大会に臨む。
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