横浜創学館遠藤さん セーリング、世界14位 目標はリオ五輪
横浜創学館高校2年の遠藤紅葉(くれは)さんが、ハンガリーで7月6日から8日間に渡って開催されたセーリングの「レーザー4・7級ユース世界選手権大会」に出場し女子総合14位(130艇中)に輝いた。アジア参加国では1位だった。日本からは予選を突破した男女6人が出場した。
4度目の世界大会。最終レース前日までは9位につけていた。14位は世界大会自己ベストだが「悔しかった」と本音を漏らす。その一方で「日本人に比べて世界の選手は積極的だし、体格も全然違う。自信になった」と成長を感じている。レースには精神的な強さが必要とされるため、ルール違反をした選手を大声で通告したり、最前列でスタートしたりと積極性を意識したという。「そうしないと勝てない。日本の大会も外国人になりきるようにしている」と話す。
小学5年からセーリングを始め、現在は江ノ島のクラブで練習を積んでいる。「勝つと嬉しいし負けた時は力に変わる。これが魅力」。ライバルは同じクラブの選手だ。負ければ夜通し悔し泣きすることも。一緒に出場した同大会では巻き返し、「見返せた。負けたことが良かったのかも」とライバルにリベンジを果たした心境を語る。「でも戦いたくないねって話をした。2人乗りで出場しようかって」と白い歯を覗かせた。
次の目標は予選1位で出場を決めた、10月の国体優勝。それから2016年のリオデジャネイロ五輪出場だ。1回目の選考レースを9月21日(土)から23日(祝)に控える。「東京五輪にも出たい。出れたら絶対優勝したい」。目標は常に高い。
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