すずらん通り商店街にコミュニティカフェを作ることを目的とした団体「すずカフェ準備委員会」がこのほど発足した。
同委員会の会長は、すずらん通り商店街の事務員でもある阿久津佳子さん(52)。「母親が交流できる場所づくりを通し、商店街の活性化につなげたい」という思いで、活動を始めた。「日中、夫が働きに出ると、街に残るのは母親だけ。彼女らを商店街に呼ぶことは不可欠」と分析する。
目標はカフェの常設
カフェの準備段階として、同委員会は10月から隔週の水曜日、「すずカフェ・プチ」を開催している。3回目となる11月13日は金沢文庫ふれあい会館で実施。13人が参加し、阿久津会長がプラスチック製のミニリースの作り方を教えたほか、お茶会を行った。
この日の参加者はほとんどが「子育てを終えた母親世代」。阿久津さんは「子育てが終わると、母親は寂しくなる。そんな人たちが交流できる場所は魅力的なはず」と話す。今後は菓子づくりや浴衣の着付けなど、特技を持つ参加者が講師となり、教え合う形態で継続させていくという。
目標は商店街内の空きテナントを利用したカフェの常設。コミュニティカフェの「先輩」にあたる西柴のさくら茶屋にししばに相談するなど、運営方法を模索中だ。阿久津さんは「来る人がいきいきと才能を発揮できる場所を作りたい」と展望を話した。
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