神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

金沢区ソフトボール協会の理事長で、審判のレベルアップに尽力した 山下 逸重さん 磯子区杉田在住 72歳

公開:2014年2月20日

  • LINE
  • hatena

謙虚さは審判の資質

 ○…金沢区ソフトボール協会の立ち上げから32年間、審判員として区内ソフトボールのレベル向上に尽力してきた。来年度、12回目の理事長を務める。「いい審判を増やすことが良いチームを作る」という信念のもと、協会の運営を行う。

 ○…「連盟立ち上げ当時は審判のレベルが低く、誤審も多かった」という。誤審が原因で負けたチームの小学生が、監督に殴られる―そんな光景が日々見られた。技術の向上は不可欠だと考え、「上手い審判がいる」という噂を聞けば県外にまで足を運び、技を盗んだ。経験を積み、徐々に技術を上達させた。

 ○…91年の国体関東大会の試合で、誤審の疑いが残る判断をしてしまった。気持ちが切り換えられず、最後まで集中できずに終わった。「俺は上手い」という自信がついてきた頃の失敗。「謙虚になるべきだと思いなおした」と振り返る。今は謙虚さを第一に試合にあたり、そして指導を行う。「誰でも誤審はあり得る。先輩後輩関係なく、誤審は誤審だと指摘しあう関係が大切」と説き、それこそが真の信頼関係だと後輩に伝えている。

 ○…少年時代は野球に熱中した。「当時貴重な野球ボールを草むらの中に無くしたときは、泣きながら探したものだ」とほほ笑む。ソフトボールへの転向は、息子が区内チームに入ったことがきっかけ。ボールがホップする独特の投球を目の当たりにし衝撃を受けた。「『ソフトボールは山なりボール』と馬鹿にしていたが、心底見直した」。その後息子のチームにコーチとして迎えられた。プレーヤーとしても活躍し、50代の頃全国大会にも出場した。

 ○…かつて「鬼」と呼ばれた厳しい指導で後輩を育成。国体やインターハイへも多くの審判を輩出した。「ソフトボールを通して成長できた。だからこそ還元したい気持ちも強い」。理事長としての今もなお、「謙虚の姿勢」を忘れず、審判指導にあたる。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

金沢区・磯子区版の人物風土記最新6

齋藤 真美奈さん

4月1日付で金沢区長に就任した

齋藤 真美奈さん

西区在住 54歳

4月25日

中村 高久さん

磯子警察署の署長を務める

中村 高久さん

磯子区在勤 56歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

奈良 安剛さん

関東学院大学サッカー部の監督を務める

奈良 安剛さん

鎌倉市在住 41歳

4月4日

佐伯 隆道さん

金沢区佛教会の会長を務める

佐伯 隆道さん

金沢区富岡東在住 54歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表した

境 領太さん

磯子区在住 39歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook