横浜創学館高校3年の小澤あざ美さんが昨年12月、「関東地区高等学校文化連盟将棋大会」の女子個人戦で初優勝した。
中学1年から神奈川県の王座に君臨。9度目の県制覇を経て出場した関東大会だった。「これまで全国や関東に出場しても3位ばかり。ブロンズコレクターと言われていたほどで信じられなかった」と笑う。「嬉しくて飛び跳ねたい気分だった」。高校生活最後の大会を1位で締めくくった。
山場となったのは決勝トーナメント2局目。相手は中学1年以来の友人であり、注目を浴びる強豪。「友達とは対戦したくなかった。前夜から当たりたくないと話していた」。序盤は劣勢だったが「勢いで指した手に隙が見え形勢逆転した」と話す。「でも勝っていると油断して隙が生まれがち」。冷静を保ち、勝利を掴んだ。「(相手から)おめでとうと声をかけてもらい実力が認められたと嬉しかった」と笑みがこぼれる。
卒業後も将棋を続け、一般大会で腕を磨くという。「共通の趣味を持つことで対戦した人とも輪が広がり、一生の友達もできる。それも将棋の魅力」と話した。
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