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ネパール大地震 「ふるさとに学校を」 チャイカフェで募金

社会

公開:2015年5月21日

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復興を願う夫妻=写真上、崩壊した家=ラナバットさん提供
復興を願う夫妻=写真上、崩壊した家=ラナバットさん提供

 4月25日にネパールの首都・カトマンズ近郊を襲った大地震。金沢文庫のネパール料理店「チャイカフェ」で働く、ラナバット・ビシュヌ(37)さんの故郷シャンジャ郡も甚大な被害を受けた。「壊れてしまった学校もある」。教育現場の再建に向け募金を開始した。

    ◇  ◇

 シャンジャはカトマンズから西に約300Km離れた山間地帯。ラナバットさんは8歳から17歳までをバットコーラ村で過ごした。学びの基盤を作った小学校や高校も被害を受けている。

 「学校ができれば、地震が起きた時の逃げ方や対策を学ぶことができる」とラナバットさんは熱をこめる。同店では発災直後から募金を開始。地震で中断された子どもたちの”学び”再開のために使うという。

 ダイレクトな支援ができるよう、団体などを介さず直接現地へ赴く予定だ。まずは、村の復興に向けた話し合いに参加する。「給料をはたいても良い。手伝ってくれる人も歓迎したい」とラナバットさん。現地の様子を見つつ、教育現場の立て直しを目指していく。

 地震でラナバットさんの両親の家は崩壊。村の建物の3分の1が全壊し、残りも半壊状態だという。「傾いた家に親戚が寄り集まって暮らしている」。各人が育てていた農作物や川の水はあるものの、救援の手は首都に留まり地方まで届く目途は立っていないという。

 幸い、死者や行方不明者の報告はない。現在は他地区で暮らす両親の無事も、発災から数時間後に確認できたという。それでも「悲しい。モンスーンが来る6月が心配」と心を痛める。

 「阪神や東日本大震災を経験した人から多く励まされ、募金箱の設置も薦めてくれた」と話すのはオーナーでラナバットさんの妻・肥田益美さん(42)。「全く知らない国のために募金してくれるのはありがたい」と感謝の思いをにじませた。

 募金は同店(谷津町360)で受け付け。透明化のため使途も公開していく。

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