平潟湾に2羽のコブハクチョウとみられる水鳥が飛来し、注目が集まっている。
「5月の中旬に現れて、2週間ほど経つ」と話すのは野島町の平潟湾沿いのパン店で働く長谷川満智子さん。「60年以上住んでいるが初めての出来事」と、突然の珍客に驚いた様子を見せる。「その日によって居る場所は違うが、日産の追浜工場寄りにいることも多い。野島公園をぐるっと回って行き来しているのでは」
2羽は人を怖がる様子もなく、エサにつられて人に寄ってくることも多いという。愛鳥家が集まる「はま鳥クラブ」の兼松史朗さんは、「日本にいるコブハクチョウは越夏することなく国内で繁殖している種類」と説明する。くちばしの付け根に黒いコブを持つのが特徴だ。「とても人馴れしている様子から、もともと人のそばで暮らしていた2羽だと考えられる」と話していた。
(6月6日寄稿)
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