真剣に聞き入る参加者
若手弁護士から成る有志の会「明日の自由を守る若手弁護士の会」による「憲法カフェ」が７月６日、山本助産院で行われた。
憲法カフェは日ごろ憲法や政治との関わりが少ない人々を対象に、弁護士たちが憲法について解説する学習会。現在国会で議論となっている安全保障関連法案や集団的自衛権についても説明している。当日は幼い子どもを持つ母親ら11組が参加。リラックスした雰囲気の中、参加者は輪になり、学習会が行われた。
講師を務めたのは４歳の男の子を育てながら現在、妊娠中のママ弁護士・松田恵理子さん＝写真左から２人目＝。冒頭で参加者に参加理由を聞くと、「憲法を少しでも勉強したい」「子どもたちのためにも何ができるか考えたい」などの声が聞かれた。
学習会は「○×クイズ」から始まり、憲法をテーマにした紙芝居なども行われた。松田さんは「憲法は国民が守るべきものではなく、権力を縛る法律」と強調。また、議論中の安全保障関連法案の経緯について、参加者からは徴兵制導入を心配する声もあったが「憲法18条がある限り徴兵制はないが、米国のような経済的徴兵制導入の可能性は捨てきれない」と指摘した。
松田さんは「憲法が変わるかもしれない今、まずは憲法を知ってもらいたい」と話していた。
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