関東学院大学の金沢文庫キャンパスで8月29日と30日、車いすを利用する子どもを対象にしたスポーツキャンプが行われた。
このイベントは、車いすを利用する子どもに、自立心や社会参加の意欲を養ってもらおうと、関東学院大学とNPO法人バラエティクラブジャパンが共同で開催した。講師は、車いすの陸上選手としてパラ五輪に出場した千葉祗暉(まさあき)さんら4人。同大学の現代社会学科で福祉を学ぶ学生16人も運営に参加した。
キャンプに参加した7歳から19歳の9人は、スポーツ専用の車いすに乗り替え、陸上競技やバスケットボール、ショートテニスを体験した。最初は慣れない車いすに戸惑っていたが、講師のアドバイスのもと徐々に感覚を掴んだ様子で、学生とともにスポーツを楽しんでいた。さらにその後上郷森の家(栄区)でバーベキューや宿泊を行い、交流を深めた。
運営に携わった現代社会学科の木村優作さん(3年)は「ふだん福祉を学んでいるが、教科書では学べない貴重な体験だった。一緒にスポーツをすることで、子どもたちがだんだんと心を開いてくれたことが実感できた」と振り返った。
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