安産の道 ママへのススメ4 協力:山本助産院 担当:荒木関由希助産師
今回は妊娠初期に多い「つわり」の話です。妊娠5〜6週頃から現れ、吐き気や胸のむかつきなど、消化器を中心とした症状を指します。食べ物の匂いに敏感になる人や、嗜好が変わり吐き戻してしまう人も。水も飲めないほど重篤だと入院が必要な場合もあります。一方、食べていないと気持ちが悪くなる「食べつわり」は体重が増えすぎてしまいます。
つわりの原因は明確にはされていませんが、妊娠によるホルモンの変化によるものだけでなく、精神的な影響も多いと言われています。眠気や頭痛、だるさなどの症状がでることが多いことから、流産しないよう安静にするための身体の防御反応とも言われています。
つわりの時期は、好きなものを少しずつ食べて、空腹が辛い場合に備えて食べやすいものを携帯しておくなどの工夫をしてみましょう。食べつわりは、可能な範囲で体を動かして調整しましょう。冷たくさっぱりしたものは匂いが出にくいので食べやすいですが、食べる前に白湯などで胃を温めてあげることで症状が和らぐ場合もあります。
つわりに効果がある内関穴は、簡単に押さえられるツボ=図。深呼吸しながらゆっくり押さえてみてください。また、妊娠前と同じ生活で、疲労やストレスはありませんか。見た目ではわかりにくくても、妊娠によって身体や心はどんどん変化していきます。つわりで辛いことを周りの方にも伝えて無理せず休息をとりましょう。心配なことはかかりつけの医師や助産師に相談を。鍼灸師の施術を受けるのも一案です。
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