熊本地震の現場から―― 市政報告 リーダー力の必要性を痛感 横浜市会議員 黒川まさる
私が以前に代表を務めた超党派の全国組織『ローカルマニフェスト推進地方議員連盟』の有志9人で6月末、熊本を視察しました。
大西一史熊本市長もこの組織で代表を務めた親友です。「私たちに何が出来るか」と尋ねると「百聞は一見に如かず」と言われ、私が団長となって被災地を訪問しました。訪問に際し、議員連盟の仲間である早田順一熊本県議、来海恵子合志市議、服部香代山鹿市議には移動手段・訪問先の選定・道案内などすべてお世話になりました。
初日は西原村で内田安弘副村長に、崇城大学ボランティアビレッジで三城代表らに話を聞き、阿蘇神社や西原村の家屋の崩壊や断層の様子を視察しました。
翌日はYMCAが運営する益城町総合体育館避難所、元町会議員の中村女史がリーダーを務める益城中央小体育館避難所で話を聞きました。熊本市役所では大西市長から一時間の講義を受け、熊本市議会では澤田議長と意見交換をして、益城町の被災地と、熊本城も案内して頂きました。
今回の視察を通して学んだことは、大震災ではトップの人間力が人々の命を守るということです。
「東日本大震災で被災自治体に派遣した職員が活躍をしてくれた」「東北から派遣された職員が首長の陣頭指揮を助けてくれた」「国や県からの連絡を待つより、首長の個人的な人間関係からの直接支援の方が機能した」「日ごとにニーズが変化し続ける状況では、首長の即断即決と最後は自分が責任を取るという強い覚悟が周りのスタッフにも影響する」「避難所では次の自立も踏まえて出来ることは自分たちだけでやる」といった現場でしか聞けないナマの声に接しました。
横浜市も議員提案による『災害時自助共助条例』や『横浜市民防災憲章』など、制度的な整備や備蓄が進んでいます。熊本には発災直後から多くの物資や職員が送られ続けています。私たちも経験値を高め、どんな状況でも的確に迅速に判断が下せる体制や対応力を常に磨き続ける必要性を痛感しました。
※視察の詳細は政策広報誌で報告します
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>