夏は全国中学校体育大会(全中)をはじめ様々なスポーツの全国大会が行われる。金沢区からも神奈川県大会などを勝ち抜いた選手が出場。日本の頂点を目指す注目の中学生選手を紹介する。
金沢中学校小川ひかり選手(3年)
7月3日に行われた神奈川県中学校選抜陸上競技大会の100mハードルで優勝し、全中への出場を決めた。昨年は「初めての全国大会に緊張してしまった」と小川選手。1台目のアプローチから出遅れ、最後までリズムに乗ることができなかったと振り返る。その悔しさをバネにメンタルを強化。「負けた後でも、気分が落ちずに次に向かって頑張れるようになった」と自信を見せる。
昨年の誕生日、両親に頼んだプレゼントはハードル。学校以外でも、近所のグラウンドでハードルを並べ、妹と一緒に練習を積んできた。「14秒をきる記録を出し、全国制覇したい」と大会へ意欲を見せる。
横浜中学高等学校剣道クラブ
全国を目指して集まったメンバーが、同校を9年ぶりの夢舞台に導いた。山場となったのが県選抜の準々決勝、引き分けでも敗退という場面で迎えた大将戦。「個人戦で負けた相手だった」と伊藤和樹選手は話す。だが全国への切符のかかった勝負に、「何が何でも勝つという気持ちで前に行けた」。面を打ち込み勝利を掴んだ。
高校生に混ざり練習できる一貫校ならではの強さも。「打ちの強さや体格も違う。普通の中学生より目が慣れているのかも」と伊藤選手。応援に駆けつけ声をからしてくれるOBも力の源だ。
全国に挑む布陣は7人。人一倍声を出しチームに勢いを引き寄せる先鋒、気持ちの強さで勝負する次鋒、ポイントゲッターとして流れを引き寄せる中堅、”職人芸”と評されるスタイルで相手の剣道を封じる副将、スピードと力強さ、技の多さが光る大将で強豪の壁を打ち崩していく。「遠い間合いから大技で一本とるのが横浜の剣道。優勝を狙いたい」と心を一つにした。
関東学院六浦中学校吉川ひかる(中3)
3歳でラケットを握ったという硬式テニスの吉川選手。県大会で最も苦戦したのは準決勝だった。「負けたくない」という思いが体を硬くし、タイブレイクに。「精神力で勝った」と苦笑いする。だが決勝は相手を圧倒し、見事、県優勝を果たした。8月4日から行われる関東大会はシードで出場。ベスト16になれば、全国にコマを進める。
全国での優勝は未経験。だからこそ、思い入れも強い。全日本ジュニアテニス選手権ではすでに全国出場を決めた。「まずは関東で上位に入り、『強い』と言ってもらえるように。そして全国に名前が知れわたるプレーをしたい」と話す。
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